2010-03-15 [駄文]
ディオ君とドルチェちゃんをお借りして書いたSS
SNSで書いたものです。ちゃ、ちゃんと許可とりましたよ・・・!(確か
01.あと1cm(ディオドル)
もしこの指があと1cm長かったら、お前に触れられたのに。
そんなことを考えていたのが察されたのか、ドスッ、と指と指の間にナイフが突き刺さる。
「なっ、なんだよ!」
「変なこと考えてる気がしたの」
べーっと舌を出して笑われる。俺は何も言わないでそっぽを向いた。
刺されるのは怖い。でも、それよりもっと怖いものもある。
そりゃ、ドルチェは物凄く怖い。いつもナイフ持ってるし突きつけてくるし有限実行だし。男の俺でも止められないぐらい、力があるし。
小さい頃からずっと、一緒にいたはずで、いつだって俺の方が大きかった。いや、確か身長は抜かしたんだった。抜かした時に刺されたのを覚えてる。
「そういや、身長伸びたかな・・・」
ぼそり、とつぶやくと指の間にもう一度ナイフが刺さる。さっきと同じ場所だ。
「それって、あたしと差が広がったかな、っていうこと?」
「そんなこと言ってないだろ!」
じっと見つめられた。立っているときは俺の方が視線は上で、ドルチェを見下ろす形になる。
「俺だって男だし、手だって足だって大きくなるし、もっと身長伸ばしたいし」
「手?そういえば、前はあたしと同じぐらいだったよね」
そう言って腕をつかまれて、手を合わせられる。
・・・俺の方が少しだけ、大きかった。
「ちょっとの差だな」
「ちぇっ」
いつの間に抜かされたんだろう、とドルチェは不機嫌になった。
悪いけど、俺はもっと大きくなるからな。
この手でお前を守れるぐらい、大きくならないといけないんだから。
「あっそうだ!ナイフでディオの指切っちゃえばいいんじゃん!」
「うわっ、それはマジでやめろ!洒落になんねぇ!」
・・・守られるのが、俺にならないようにしないとな。
せめて後1センチだけでも、神様にお願いをしておいた。
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05.複雑な心境(ディオドル)
ディオがあたしより大きくなった。
そのとき、あぁ、ディオは男の子なんだって、思えた。
今までずっとあたしより小さかったのに、いつの間にか大きくなってて。
手の大きさまで抜かされてて。
どんどん、離れていって。
このまま、置いていかれるんじゃないかって、思えてきて。
「ディオは、どこか行きたいとか、思う?」
本当のことは言えなくて、いつも通りの会話をする。
「どっかって言われてもなぁ・・・俺はここが好きだし」
だからどこにも行かないと思う。なんて笑って言われて。
思う、なんていわれて確信がもてるわけないじゃない。どこにも行かないでなんて言えないじゃない。
「そっか、まぁディオがいないとつまんなくなるもんね!」
そう言ってナイフを見せてみた。ディオはナイフを見せると、黙っちゃう。
いつかは、ナイフ持つのやめろなんて言って、あたしからナイフを奪って、そのままどこかに行っちゃうんじゃないかって。
そんな不安があるの、ディオはわからないでしょ?
「俺がいないと、お前やってけないもんな」
笑われて、嫌な感じ。だけど、本当のこと。ディオがいないとつまんないし、心にぽっかり穴が開いた気分になる。
どこにも行かないでほしいけど、言えなくて。結局手に持ってるのはナイフで。
この気持ち、どこに投げればいいんだろう。ついでにナイフも、投げられればいいのにね。
2010-03-15 17:04
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